ウバメガシ(姥目樫)のドングリ

 ドングリと言えば、クリ(栗)ですが、既に8月18日にマテバシイのドングリを紹介しました。その形は砲弾型でした(画像)。それより小型なのがウバメガシのドングリです。ウバメガシはブナ科コナラ属の常緑広葉樹。4~5月には他のカシ類と同じように花が咲き、その後にできる大きめのドングリは食用になります。

 ウバメは「姥の目」のことで、ウバメガシの新芽あるいは若葉が茶色いことに由来するようです。秋になると堅い皮におおわれたドングリができ、長さは2㎝くらいの底部がすぼまった楕円形で、先端の部分に短い毛が生えています。ウバメガシのドングリはひしゃげていることが多く、一目でわかります。

 ウバメガシは良質の炭で有名な備長炭の原料として知られている。落葉が少なく常緑で病気に強く、また切り詰めに耐えることから、街路樹や生垣としてよく利用されています。そのためか、湾岸地域ではごくポピュラーな木です。

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マテバシイのドングリ