ヘクソカズラ(屁糞葛)の花と実と

 9月に入り、天候は不順でもヘクソカズラヤブガラシカラスウリと並んで至って元気である。ヘクソカズラはアカネ科ヘクソカズラ属の雑草。葉や茎に悪臭があることから屁糞葛の名がある。植えるのではなく、どこからか種が飛んできて、勝手に生え、生育は非常に旺盛。湾岸地域でもあちこちで繁茂している。

 ヘクソカズラには「サオトメバナ」(早乙女花)という美しい別名がある。また、花の中心が画像のようにお灸を押しつけたような形をしていることから、ヤイトバナ(ヤイトはお灸のこと)とも呼ばれる。開花時期は、7月上旬から9月中旬頃まで。

 ヘクソカズラの実は丸く、潰すと強い臭気があり、秋に熟すと緑色から黄褐色・薄茶色になる。なかには2個の核があり、それぞれに種子が1個ずつ入っている。この実は薬効があり、下痢止め、肌荒れに使われる。

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