センリョウの実

 センリョウはセンリョウ科の常緑低木で、ヒトリシズカフタリシズカなどと同じ仲間。江戸時代までは、「仙寥花(センリョウカ)」と呼ばれていたが、見た目の似ている万両よりも実つきがまばらで、千両になったといわれている。樹高は50~80cmほどに生長し、縁にギザギザのある濃い葉っぱを1年中茂らせる。

 センリョウは6~9月頃に黄緑色の小さな花を咲かせ、10~2月頃に真っ赤な実をつける。実が黄色いセンリョウは「キミノセンリョウ」。一方、マンリョウはカラタチバナヤブコウジと同じ仲間で、サクラソウ科。センリョウとマンリョウはよく混同されるが、センリョウの実は葉の上に、マンリョウの実は葉の下にできる。

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