クリスマスの教会

 昨日はクリスマス。不心得者と思われても仕方ないが、築地教会のミサへ。今でも「市場」という言葉が築地と一緒に浮かぶが、明治2年明石町一帯は外国人居留地で、教会、学校が多かった。東京で最初のカトリック教会として築地教会の献堂式が行われ、明治10年築地教会に司教座が置かれた。築地教会大正9年に司教座が関口教会に移動するまで、東京大司教区の司教聖堂だった(今はカトリック関口教会に司教座があり、こちらは丹下健三設計の東京カテドラル聖マリア大聖堂が有名)。

 現在の聖堂は震災後の昭和2年につくられ、古代ギリシャドーリア式神殿を模した木造モルタル。昨日のミサはその建物が改修され、生まれ変わった教会で行われ、多くの信者で溢れていた(画像は改修後のもの)。

 道路を隔てた横は聖路加国際病院で、聖ルカ礼拝堂が旧館内にある。大きなステンドグラス、バラ窓、アーチ状の天井など、こちらは中世に戻ったような雰囲気がある。

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