アツバキミガヨランの花

 アツバキミガヨランの別名はユッカラン、アメリキミガヨランで、リュウゼツラン科の植物。北アメリカ原産で、長さ50~70cmで剣のような形をした葉を茂らせます。葉は厚みがあり、まっすぐ伸び、その先端は針状に尖っています。5~6月、あるいは10月過ぎに花茎を長く伸ばして黄白色で鐘のような形をした花をたくさん咲かせます(画像の花は現在咲いているもの)。

 日本では明治時代以降に庭木として普及しました。日本には受粉を媒介する蛾がいないため、自然には結実しないと言われています。アツバキミガヨラン(厚葉君が代蘭)という和名は、厚い葉を持つことと、学名(Yucca gloriosa)の「Gloriosa(栄光ある)」を「君が代は栄える」と解釈したことに由来します。