ムスカリの花

 ムスカリアルメニアカム(学名:Muscari Armeniacum)は東地中海沿岸原産で、ムスカリの基本種として園芸品種の親になっています。ピンクや白などの変種もあり、草丈が低いのでグランドカバーに用いられます。属名のMuscariは、「muscus(麝香)」、種小名のArmeniacumは原産地の「Armenia(アルメニア)」のことです。英語名のグレープヒヤシンス(Grape hyacinth)はブドウに似ているところからつけられました。

 小さなブドウのような濃い青い花の「アルメニアカム」が代表的な品種ですが、八重咲きの「ブルースパイク」や、細葉で丈が低く花数の少ない「ボトリオイデス」、2色咲きの「ラティフォリウム」等々、40種類ものムスカリがあります。