ジョロウグモのメスの腹部の形は楕円形で、脚は細長いのが特徴。腹の模様は黄色と青緑色の縞模様が入り、腹部の裏には赤い色の紋がある。女尊男卑がクモの世界で、ジョロウグモのオスはメスの半分以下の大きさしかない。ジョロウグモのメスは目が悪く、巣にかかったものは何でも食べてしまい、交配のために近づいたオスも食べられてしまう場合がある。男女不平等の世界こそクモの世界である。
ジョロウグモの網は大きく、横糸が黄色いので、光が当たると金色に光って見え、その職人技の美しさが感じられる。ジョロウグモの網には小さな、目立たないオスと大きく鮮やかなメスが同居しているのをよく見かける。メスが網を張り、獲物を捕らえ、食べ物もメスが供給している。オスはメスの成熟前からメスの網に居候し、交接のタイミングを待っている。
秋が深まると、腹部が膨らんだジョロウグモが目につき出す(二枚目の画像)。ジョロウグモは害虫を捕食する益虫で、都市部から山地まで広く生息し、湾岸地域の辰巳や夢の島の公園内でもジョロウグモとその網を見ることができる。だが、例年に比べ、今年はジョロウグモが少ない。

