モクゲンジ(木欒子)の英名は「golden rain tree(黄金色の雨の木)」で、夏に多数の黄色の花が咲き、雨のように散ることを表しています。また、「栴檀葉の菩提樹(センダンバノボダイジュ)」とも呼ばれ、種子を数珠にするために寺院に植えられていました。
モクゲンジの花は長さ30センチ前後の円錐の花序に、直径1センチほどの黄色い小花が密生します(画像)。花の後につく実が変わっています(画像)。袋状の実は先端がとがった風船のようになり、袋の中は3室に分かれ、各室に種子が入っています(画像)。今は青い実は10月頃に熟し、黒くなった種子はとても硬くなり、そのため、数珠に利用されてきました。


