公園や歩道のサルスベリはまだ花をつけていないが、一足早く咲き出しているのが白い花をつけるナチェズ(Lagerstroemia ‘Natchez’)。ミソハギ科のサルスベリ・ナチェズは中国原産のサルスベリと日本原産のヤクシマサルスベリが交雑されて生まれた品種。カビ性の病気に強く、白色の花は長さ30cmまでの長い円錐形の花序を作り(画像)、秋になると橙色から赤色に発色する非常に美しい紅葉が見られる。
ところで、ナチェズ族(Natchez)はかつてミシシッピ州、ルイジアナ州のミシシッピ川下流域に定住していたインディアン部族の一つだが、このサルスベリの品種名とどのような関係があるのだろうか。「ナチェ」、「ナチェス」と呼ばれる白花の品種があるが、これらが「ナチェズ」と同じものかどうか調べてみたい。


