ヒメイワダレソウの花

 ヒメイワダレソウ(姫岩垂草)はペルー原産の草丈5㎝程のクマツヅラ科多年草。地面を這うように広がり、グラウンドカバーとしてよく使われています。花は5月頃から咲き始め、9月頃まで咲き続けます。茎が地面を這うように伸びて広がり、各節から根を出してびっしりと密に地面を覆い、緑のカーペットのようになります。花色は白、桃色、中間色のものがあり、世界各地に野生化しています。

 イワダレソウの仲間にはイワダレソウ、ヒメイワダレソウなどがあり、育種改良された園芸品種のクラピアも流通しています。イワダレソウは蕾が松ぼっくりのような形をしていますが、ヒメイワダレソウは蕾がコンパクトで短くなっています。ヒメイワダレソウはイワダレソウの変種とされますが、別種と扱われることもあります。