ムクロジ科のハウチワノキ(羽団扇の木)は常緑の低木で、琉球諸島や小笠原諸島を含む世界中の熱帯および亜熱帯に広く分布し、複数の地域において伝統的に有用植物として利用されてきました。「ハウチワノキ」という名前は蒴果の両側にうちわ状の翼が見られるためです。雌雄異株のものと雌雄同株のものがあります。
同じムクロジ科のモクゲンジの実は風船のような蒴果ですが、ハウチワノキの実も独特な形状を持っています(画像)。実ははじめ薄い黄緑色ですが、6~7月ごろは熟して茶色になります(画像)。実は扁平な翼を3枚もっていて、形が団扇のようです。モクゲンジもハウチワノキも硬い種子を持ち、モクゲンジの種子は数珠として使われたこともあります。



