ダイオウマツの冬芽

 マツ科のダイオウマツ(大王松)はダイオウショウとも呼ばれます。北アメリカ東南部が原産地で、マツの仲間では世界一長い葉を持つことから「大王」と称され、雄大な樹形のため公園や庭園に植栽されてきました。

 冬芽は銀白色(画像)、葉は三本束生し、長く垂れ下がり、その長さは20-40㎝あり、マツ類では葉が最も長いのが特徴です。日本に渡来したのは19121(大正元)年です。日本のクロマツアカマツは針状の葉が二本一組の「二葉松」ですが、ダイオウマツは葉が三本一組の「三葉松」です。

 ダイオウマツは雌雄同株で、4~6月になると一本の木に雌雄それぞれの花を咲かせます。他のマツと同じように雌花はその年に伸びた枝の先に、雄花は葉の脇に咲きます。