今はツワブキとヤツデの花が咲き、その花に群がるハエやアブが目立つ。陽の光の中で賑やかに飛び交い、つい見惚れてしまう。子供と老人は振舞いが似ていると言われるが、生き物への関心の強さと生態への興味は子供と老人に共通していて、似ている典型例なのかも知れない。
キンバエ、クロヒラタアブ、ナミハナアブたちが咲き出したヤツデの花に集まってくる。ヤツデの花には春の花のような芳香がある。ヤツデの花は他に花が少ない時に咲き、滴るように蜜ができるため、キンバエやハナアブなどの虫が多数集まる。そのためか、「ハエ媒花」とも呼ばれていて、ハエやアブをほぼ独占している。
*画像はキンバエ、クロヒラタアブ、ナミハナアブ