一週間ほど前にセイタカアワダチソウに集まるハチとアブについて記したが、秋が深まり、セイタカアワダチソウの黄色い花も終わりに近づき出している。それでも、近くの空地ではセイタカアワダチソウたちが最後の輝きを見せている。数輪のセイタカアワダチソウが温かい晩秋の陽の光を受けている中で、目をやれば、黄色の小さな花たちに小さなハエやハチが群がっている。彼らは暖かな日差しを求めてやってきたのだろう。蜜と暖を手に入れようとやってきたに違いない。
ヒメハラナガツチバチは相変わらず、一心不乱に動き回り、ツマグロキンバエやキゴシハナアブが集まっている。暑かった夏にはなかった温かみのある共生の姿がそこにある。それをみて、私の心まで温かくなるのである。