何とサザンカは私の住む江東区の花です。そのためか、街路樹や生垣にサザンカが多く使われています。サザンカはツバキ科ツバキ属の常緑の広葉樹。サザンカの花と言えば、童謡の「たきび」の歌詞が反射的に口をつきます。子供の頃は当たり前だった焚火が、今はすっかり見られなくなりました。それでも、サザンカの花は咲き始めています。
ゴードニア・ラシアンサス(Gordonia lasianthus)の葉は光沢のある濃緑色の長円形で、わずかに鋸歯があり、10月から2月頃まで真っ白な花を咲かせます(画像)。ゴードニア・ラシアンサスはナツツバキ(シャラの木)に似た花を咲かせるので、別名が「ジョウリョクシャラ(常緑沙羅)」。有楽町駅辺りから三菱1号館美術館までの歩道に植えられているのがこのゴードニア・ラシアンサスで、画像は既に咲いている台場のものです。
街中で見かけた八重のサザンカは早咲きのようで、既にたくさんの白い花をつけています。立冬が過ぎ、直にサザンカの花があちこちで開きます。



