既に記したマメアサガオ(Ipomoea lacunosa)は秋になっても元気に花をつけている。マメアサガオは北アメリカ原産の1年草、1955年に東京近郊での帰化が報告され、現在では関東地方以西で道端などに見られる。とても小さなアサガオで、蔓や葉を見ていなければ、つい見過ごしてしまうほどの花のサイズ。直径1.5cmほどの淡紫色から白色の花を1〜2個つける。当然ながら、子供の頃の私は一度もこのアサガオを見たことがなかった。
マメアサガオはヒルガオ科サツマイモ属の一年生草本。別名はヒラミホシアサガオやヒメアサガオ。マメアサガオの茎は蔓となってよく分岐し、他の物に巻きついて、長さ数メートルにもなる。花期は夏から秋。葉腋に1–2本の花柄を出し、直径1.5㎝ほどの淡紅色から白色の漏斗形の花を1、2個、まれに数個つける。


