ホンアマリリスの花

 ベラドンナリリーという別名をもつヒガンバナ科ホンアマリリス属のホンアマリリスAmaryllis belladonna)は秋に咲く栽培種です。一方、春に咲くアマリリス(英語Amaryllis)はヒガンバナ科ヒッペアストルム属(Hippeastrum)です。アマリリスというと、春に咲くものをイメージしてしまいますが、本種が本当のアマリリスという意味でホンアマリリスという和名がついています。こちらが本家で、アマリリスは分家という訳です。9月ごろ1~2本の花茎を伸ばし、ピンク色の芳香のある花を1房に10輪以上つけます。

 アマリリスは江戸時代末期に日本に伝わり、通年で屋外栽培も可能で、毎年豪華な花を咲かせてくれる球根植物として人気があります。アマリリスの原種は中南米西インド諸島に約90種があり、数百種類の園芸品種があります。アマリリスは地中に鱗茎を形成する多年草で、初夏にユリに似た基本的に六弁の大きい花を2、3個つけます。花の色は様々。

*最後の画像は同じヒガンバナ科ナツズイセン

ホンアマリリス

ホンアマリリス

マリリス

ナツズイセン