アオツヅラフジの花と実

 アオツヅラフジは落葉性の蔓性の木で、雌雄異株。雄花、雌花ともクリーム色~黄緑色の6弁花。アオツヅラフジの実は核果で、6 - 8mmの球状の実ができ、秋に入ると、ブドウのように緑色から紫色に熟すが、有毒。熟した実はヤマブドウの実によく似ている(最後の画像)。蔓や根はモクボウイ(木防已)という漢方の生薬になるが、これも有毒なので食べられない。

 湾岸地域にはアオツヅラフジが意外に多く、歩道脇の植込みの中でしぶとく繁茂している。蔓の特性を生かし、街路樹にまで絡みつき、花や実をつけている。これから青い実が熟す姿を楽しむことができる。

*最後の画像は熟した実