ゲットウ(月桃、Alpinia zerumbet)はショウガ科の常緑性多年草で、インド原産。日本では九州南部から沖縄県に分布します。名前は漢名が「月桃」、奄美では「サネン」、沖縄県では「サンニン」と呼ばれています。
土中に地下茎が横に這い、あちこちから地上に偽茎を立てます。偽茎は高さ2mほどになり、先端の方に大きな葉をつけます。葉は長さ50㎝ほどで楕円形、光沢があります。初夏に偽茎の先端に穂状に白色の花をつけます。花の唇弁は縁が黄色で中心が紅色、房状に下垂します(画像)。秋に直径2㎝ほどの赤い実を結びます。 黄色の斑入りのものをキフゲットウといい、観葉植物として栽培されています。

