コエビソウ(小海老草)はメキシコ原産のキツネノマゴ科の常緑低木。日本の雑草キツネノマゴ、そして、同じ科のアカンサスも仲間である。花のつく穂が苞(ほう)に覆われていて、その形が小海老の尻尾に似ていることが名前の由来。
5月頃になると、樹高50~120㎝の茎頂部に穂状花序を見せる。赤茶色で鱗状に重なっているのが花のように見えるが、これは苞で、花は細長い白色の唇状花。微妙に折れ曲がった花(苞)がまるで茹でたエビのようで、重なったようにみえる苞の先端から白い花を咲かせる(画像)。
*最後の二枚の画像はイエロー・クイーンで、苞が黄緑色から淡い黄色になる品種