メラレウカ・リナリイフォリアの白い花

 メラレウカ・リナリイフォリア(Melaleuca linariifolia)は公園や庭園の観賞用として栽培され、スクリーンや防風林としても利用されているとのことだが、私がこの植物を見るのは久し振りである。フトモモ科メラレウカ属の常緑樹で、「スノーインサマー」という名にふさわしく、6月に雪が積もったような白い花をつける。メラレウカはオーストラリア南東部や、ニュージーランド原産。

 メラレウカはキャプテン・クックがこの葉をお茶として飲んだことから、ティーツリーと呼ばれている。「香りの樹」とも呼ばれ、葉からはほのかに柑橘系のさわやかな香りがする。オーストラリアの先住民アボリジニが万能薬として愛用していた。