ロボウガラシの花

 同じアブラナ科の「ルッコラ」に似ていて、味もゴマのような香りに辛みや苦みがあるが、サラダリーフとして世界中で栽培されており、イタリア料理によく使われる。ところが、その名は体を表していない。ロボウガラシはヨーロッパ、西アジア原産で、別名はカラクサハタザオ(唐草旗竿)、セルバチコなど。ロボウガラシ(路傍枯らし)はその名の通り、路傍で見られる帰化種で、他の草を枯らすほど繁殖力が強いことから命名された(名前の意味は「ヤブガラシ(藪枯らし)」にそっくりである)。

 ロボウガラシの花期は春〜秋。花に来ている昆虫はホソヒラタアブのようである。