久し振りのクリスマスローズ

 数年前までは湾岸地域のあちこちでクリスマスローズを見ることができました。クリスマスローズキンポウゲ科の植物で、育てやすいせいか、湾岸地域にはあちこちに植えられ、冬の花の代表格でした。それがコロナと共に急に見られなくなり、その花姿を見たのは久し振りでした。ヘレボルスが正式名称で、別名は「雪起こし」。「クリスマスローズ」は、クリスマスの時期に咲くバラ(ローズ)に似た花、ということからの命名です。

 花に見える部分は、植物学上では「花」ではなく、「萼片」。そのため、鑑賞期間が比較的長く、ゆっくり楽しめます。多くの品種はクリスマスの頃ではなく、春に開花します。ヨーロッパ原産のクリスマスローズは清楚でやや大きめの花をつけますが、多くの花はなぜか下を向いています。