ジャノメエリカの花

 ジャノメエリカErica canaliculata、エリカ・カナリクラータ)は南アフリカ原産で、大正9年に渡来。ジャノメエリカは日本では一番普及している品種。和名の意味は「蛇の目エリカ」で、花の真ん中の黒い葯がよく目立つことから。また、クロシベエリカとも呼ばれます。

 ジャノメエリカの花期は12-4月と長く、枝の先端に花径3㎜ほどの小さなピンク色の釣鐘型の花を3-6個つけます。耐寒温度は-5℃、高温多湿にも強く日本の気候に適していて、丈夫で庭植えができます。エリカの仲間は暑さ、寒さに弱く、庭植えには不向きですが、このジャノメエリカだけは例外で、温暖地では庭植えができます。そのため、湾岸地域でも冬の今でも元気に花をつけています。早くからつぼみができ、1月頃には咲き始め、4月頃まで長い間花を楽しめます。