ジョウザンアジサイの碧い実:再訪

 12月1日にジョウザンアジサイ(常山紫陽花)について記しました。その実の碧い色が印象的で、再度見直してみました。「碧の瞳(あおのひとみ)」という別名の他に「常緑アジサイ」という名前もあります。それらの名前の通り、9月〜2月に艶やかで宝石のような碧い実がなり、常緑であることがジョウザンアジサイの特徴です。

 ジョウザンアジサイは中国原産で、6月頃に青い花を咲かせます。この花は是非来年見てみたいと思っています。その花の後につけるのが碧い実で、正に碧い瞳のようです。アルカロイドを含む有毒植物で、中国では薬用植物です。

 ジョウザンアジサイアジサイの近縁種です。アジサイに似ていて、常緑ですから、「常緑アジサイ」と呼ぶのがわかりやすいのかも知れません。ジョウザンアジサイの花はアジサイのような装飾花がなく、2㎝ほどの両性花がいくつも集まって咲きます。花もとても魅力的なようですが、私はまだ見たことがないので、来年まで待つことにします。

 ジョウザンアジサイは花の後に実をつけます。花も水色~青色になりますが、その後につける実はかなり色が濃く、藍色に近いような濃い青色をしています。表面にはツヤがあり、色も濃いため、非常に目立ちます(画像)。

 次の特徴は常緑であることです。葉の形は一般的なアジサイとよく似ていますが、やや細めでツヤがなく、色も濃くありません(画像)。普通のアジサイならば、晩秋には葉が黄葉して落ちますが、碧の瞳は落葉しません。

*碧い瞳とはかけ離れた画像なのは私の責任で、実際はもっとずっと綺麗です。