ヘチマの花とクロウリハムシ

 ヘチマはウリ科ヘチマ属の1年草で「糸瓜」と書き、キュウリ(胡瓜)、スイカ(西瓜)、カボチャ(南瓜)などの仲間。ヘチマは西アジア地方原産で、江戸初期に中国から渡来。夏から秋に黄色い花(画像は雄花)が咲き、その後長い実がなり、これがいわゆる「ヘチマ」。子供の頃よく見たヘチマの長い実の記憶が蘇ってくる。

 クロウリハムシの頭部と胸部は黄色で、上翅と脚は黒い。どこにでも生息している。幼虫は地中にいて、ウリ類の根を食べて育ち、成虫で越冬する。同属のウリハムシと同じで、ウリ科の植物が好物であるが、他にも様々な植物や花を食べる。

*画像はクロウリハムシとヘチマの雄花。