クマバチ

 夏の終わりの一コマに相応しいのがクマバチ(とサルビア)。ハチと愛嬌は無関係に見えるが、クマバチは愛嬌があるように見えるハチで、怖いという感じが一向にしないのである。花が大好きで、一心不乱に蜜を求める姿は微笑ましいだけでなく、滑稽さえ感じられる。

 クマバチは体長2cmを超えるずんぐりとしたミツバチ科のハチで、全身真っ黒だが、よく見る「キムネクマバチ」は胸の部分に鮮やかな黄色い毛が生えている。

 クマバチのオスは目が丸く大きく、額部分に黄色の毛が生えていて、針をもたないのに対し、メスはアゴが大きく、顔全体が黒く、毒針をもっている(画像はメス)。

*クマバチが働いているのはサルビアの花