ガウラ(ハクチョウソウ)の花

 妙高ではサギソウ(鷺草)が話題になっているが、その次にハクチョウソウとなれば、てっきり白鳥のことだと思ってしまう。だが、ハクチョウソウのハクチョウは白蝶。伸ばした茎の先端に約1.5cmのとても小さな花を咲かせるのがハクチョウソウ、あるいはガウラ。ガウラの花は白色が多く、花弁の枚数が4枚で、長い雄しべが目立つ(画像)。それが「白蝶草」の由来。花は咲いてから3日ほどで散るが、春から秋まで、次々に花を咲かせていくため、長い間観賞できる。暑さ、寒さに強く、放任したままでも長い期間花を咲かせる。

 ガウラは北アメリカの中南部からメキシコに分布していて、明るい林内や草地、道ばたなどに生えている。今では園芸品種として草丈の低い矮化種や花色がピンクや赤の品種なども作られている。