今年はアオスジアゲハが多い?

今年はアオスジアゲハをよく見る。黒地に青白い筋が一本入ったスポーティなアゲハチョウが飛び廻っている。飛翔力が高く、樹木や花のまわりをめまぐるしく巡っている。オスは湿った地面で吸水することも多い。幼虫は公園や緑地によく植えられているクスノキを食べるので、大都会の真ん中でも普通に見ることができる。モンシロチョウもよく見るのだが、今年はアオスジアゲハが目立つ。その理由は素人の私にはわからない。

アオスジアゲハは南方系で、成虫の出現期は長く、年34回発生で5月から10月まで。「蝶は昼間飛び、蛾は夜飛ぶ、蛾は翅を広げてとまり、蝶は翅を閉じてとまる」と言われる。では、蝶は翅を広げてとまらないかというと、タテハチョウの仲間の多くは翅を広げてとまるし、画像のようにアオスジアゲハも翅を広げている。他の蝶の仲間でも、太陽に当たって体温を上げようとするときは翅を広げてとまる。