ギンバイカの花

 6月中旬に咲き誇っていたのがギンバイカ(銀梅花)で、梅の花に似た白い、雄蕊の自己主張が目立つ小さな花をたくさんつける常緑低木です(画像)。花が梅に似ていることから「銀梅花」という名が付けられました。冬にはオリーブに似た黒い実をつけます。また、ハーブとしてマートルやギンコウバイ(銀香梅)の別名でも用いられます。

 ギンバイカは丈夫で育てやすく、常緑で葉の密度も高く、刈り込みにも耐え、関東以西では屋外で冬越できるため、庭木としても人気があります。

 ギンバイカは、ヨーロッパでは古くから神聖な樹とされ、「祝いの木」とも呼ばれて結婚式で使われてきました。現在でもヨーロッパの結婚式の装飾や花嫁のブーケの材料に使われています。