ペパーミントとスペアミント

 ペパーミントとスペアミントとなれば、私などはチューインガムのフレーバーを連想するのだが、実は二つの違いがよくわからない。湾岸地域ではその二つが半ば野生化しているのをよく見かける。

 ペパーミントとスペアミントは、数百種類もあると言われるミントの中でも、代表的な品種。生の葉や乾燥させた葉は、ハーブティーやサラダ、肉料理などに用いられ、世界中で親しまれている。

 二つのミントの違いは香り。スーッとする強い清涼感を持つペパーミントに対し、スペアミントはソフトな清涼感と甘さの中に、苦みがあるのが特徴。ペパーミントの香りは「l(エル)-メントール」。ハッカにも多く含まれる成分で、キリッと爽快なスースー感は日本人にもなじみが深く、日本のガムや歯磨き粉はペパーミントが主流。一方、スペアミントの香りは「l-カルボン」。ハーブ特有の香りが料理に合うことから、料理に使うミントはスペアミント

 ペパーミントはスペアミントとウォーターミントが自然に交雑して生まれた品種。

ペパーミント

ペパーミント

スペアミント

スペアミント