ハナズオウ(花蘇芳)の花

 ハナズオウは中国原産のマメ科の落葉樹で、春に画像のような見事な花が咲く。花をよく見ると、マメ科の花であることがわかる。別名は蘇芳花(スオウバナ)。高さは数メートルにもなり、早春に枝に花芽をたくさんつけ、葉が出る前に開花する。花には花柄がなく、枝から直接に花がついている。花は紅色から赤紫で長さ1cmほどの蝶形花。開花後、長さ数cmの豆果をつける。花蘇芳の名は、花弁の色が蘇芳(黒味のある赤色)で染めた色に似ているため。17世紀頃に日本に渡来したらしい。

 アメリハナズオウは、北アメリカに分布するマメ科ハナズオウ属の落葉性高木で、葉が赤紫色の品種「フォレスト・パンジー」に人気がある(最後の画像)。日本ではハナズオウが知られているが、欧米ではアメリハナズオウが広く普及している。花はハナズオウよりやや小さく、淡い色をしている。

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アメリハナズオウ