ヘデラ・カナリエンシス‘バリエガータ’

 どこでも目に入るのがこのアイビーで、オカメヅタとも呼ばれる常緑性の蔓です。性質はなかなか強く、庭のグランドカバーに最適。一年中緑を保ち、日向、半日陰のどちらでも栽培できます。ということで、湾岸地域では人気の植物です。最近は圧倒的に常緑性の植物が重宝されていて、年中緑というのも疲れます。老人には「冬枯れ」もほしいものです。そのためか、白が入るこの蔓は意外に気が休まります。

冬枯れを 探してみても 緑哉

緑葉に 飽きて求める 枯れ景色

 一般には広い面積を覆うグランドカバーとして利用されますが、壁面やフェンスの場合、蔓を誘引すれば壁面を覆うように広がります。また、塀の上など高い場所から下に垂らすように育てることもできます。この品種は明るい白斑入り葉です。冬には寒さで白の部分が赤くなり、トリカラー(3色)として観賞価値がさらに高くなります。

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