プリムラ・ジュリアンの花

 園芸種のプリムラ・ジュリアンはとても小さな姿をしていますが、花自体は小さくないので存在感があります。葉は濃緑色で、先端がつまったような感じのヘラ状の形をしています(画像)。以前は室内鉢花として販売されていましたが、冬~早春の花壇や寄せ植えによく用いられるようになりました。

 プリムラ・ジュリアンはサクラソウサクラソウ属の多年草で、ヨーロッパを原産とするプリムラ・ポリアンサと、プリムラ・ジュリエの交配によって1972年に誕生しました。日本の夏の暑さに耐えられないので、園芸上では、しばしば一年草として扱われます。花びらに桜のような浅い切れ込みが入っていることが特徴です。黒以外は何でもあると言われるほど花色のバリエーションが豊富なことが魅力。寒さに強くて育てやすく、一重や八重、バラ咲など咲き方も様々あります。

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