富士との重なり

 昨日の東京は終日雨。でも、土曜の今朝は見事な日本晴れ。青い空と海の間に冬化粧の富士が見事に輝いている。雪富士を見ていると、なぜか私は妙高を思い出す。妙高も既に雪化粧しているが、いつも雪の富士と妙高が重なるのである。妙高山の麓で生まれた私の宿命とも思えるのだが、それはふるさとの絆なのか子供時代の記憶への執着に過ぎないのか、私にはどちらでも構わないのだが…

 絆であれ、執着であれ、富士と妙高の重なりは他の地域で育った人が決して持たないものである。とはいえ、富士と大山、富士と岩木山などの重なりはとてもよく似た重なりに思われる。そして、どの対にも富士は欠かせないのである。

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