昨日はヤマブドウだったが、今日はノブドウ(野葡萄)で、その実はまだ青い。ノブドウはブドウ科ノブドウ属に属するつる性の落葉低木。街中でも植込みや空地などに見られ、イヌブドウ、カラスブドウとも呼ばれる。
ノブドウは草やぶや林縁などで、蔓がぶら下がるようにして生えていて、古くなると茎が木質化する。花は黄緑色で地味だが、蜜が豊富なため、昆虫が集まる。花弁は5枚あるが、短時間で散ってしまう(画像)。
ノブドウの実は、最初は青く、白やピンク、水色、青緑色、紫色などになり、その美しさから、活け花などに利用されてきた。だが、ノブドウの実の中にはノブドウミタマバエという小さなハエの幼虫が中に入りこむことが多く、食べられない。一方、葉茎は蛇葡萄(じゃほとう)、根は蛇葡萄根(じゃほうこん)と呼ばれ、中国では漢方薬として重宝されている。葉茎は乾燥してお茶にできる。
*昨日のヤマブドウとは違って、ノブドウの実はまだ青いが、実が色づいたら、改めて報告するつもりである。