ツユクサ(露草、鴨跖草)の花

 ツユクサツユクサツユクサ属の一年生植物。ツユクサは夏の花なのだが、まだ近くの路地で咲き続けていて、その花の青さは子供の頃の早朝の露の下りたあぜ道を思い出させてくれる。私は緑の草の中のツユクサの青色がとても好きである。

 朝咲いた花が昼しぼむことが朝露を連想させることから「露草」となったという説がある。また、英名の Dayflower は「その日のうちにしぼむ花」という意味である。確かに午後になると青色はすっかり見えなくなってしまう。

 ツユクサは高さが15cm~30cm程で、開花の季節は6月~9月。ツユクサは花びらが3枚あり、羽の様に上を向いている2枚は大きく青色、下の1枚は小さく白色で目立たない。黄色のおしべが1本、めしべが6本あり、青い花びらとのコントラストが可憐で鮮やかである。

 ツユクサの別名は「蛍草(ほたるぐさ)」、「藍花(あいばな)」、「青花(あおばな)」、「移草(うつしぐさ)」、「月草(つきくさ)」、「鴨頭草(つきくさ)」などと実に多い。そして、私はまだ食べたことがないが、ツユクサは野菜として食べることができる。その味はクセもアクもなく食べやすいという。

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