オジギソウ(お辞儀草、含羞草)はマメ科ネムノキ亜科の植物で、別名はネムリグサ(眠り草)。南アメリカ原産で、世界中に帰化している。日本では沖縄で帰化植物として野外で繁殖しているが、江戸時代後期にオランダ船によって日本へ持ち込まれたらしい。
葉に触れると閉じて垂れ下がるためオジギソウ、ネムリグサと呼ばれる。その仕草がまず注目されるが、花は丸い形をしたピンク色。葉は羽状複葉で、草丈はそれほど高くない。また、赤っぽい色の茎にはするどい棘がある。
葉は何かに触れると、葉のつけねのところにある水が葉の先端方向に移って、葉の重心が先の方に移動し、葉が閉じ、おじぎしたように見える。その動きは意外に素早いが、もとに戻るのはゆっくりしている。
*オジギソウの葉は触ると閉じるが、同じマメ科のネムノキは触っても閉じない。だが、ネムノキは夕方になると葉を閉じる。