湾岸地域の運河のボラたち(?)

 私は魚に疎い。釣りをしたこともないのだ。そんな私が運河沿いを歩いていて気付いたのが小魚の集団だった。ボラらしいのだが、確証はなく、それを丁寧に観察し、調べるほどの気力もない。

 それでも、気になるので、重い腰をあげて調べてみると、東京湾に生息しているボラの産卵場は千葉の館山沖にあると予測されていて、海流によって流されてきた稚魚(「ハク」と呼ばれている)が毎年12月から6月までの期間に運河にやってくるらしい。ということから、そのボラの大群が運河のあちこちで泳ぎ回っていることになる。

 東京湾のボラの生態はよくわかっていないようだが、一般的に春から秋の高水温期には、沿岸域で成長し、秋以降に外海へ移動して、産卵後に越冬する。東京湾では、春から初夏にかけて、体長数センチの稚魚が河川や沿岸に群泳する。ボラは1年ほどで体長20cm、2年で30cm、3年で40cm前後に達する。盛んに空中にジャンプする性質があり、確かに運河のあちこちで飛び跳ねている姿を何度も見てきた。

 確かとは言い切れないが、これらのことからおそらくボラだろうと推測することができる。その推測とは別に、私は幼魚たちの群れ泳ぐ雄姿に目を奪われ、つい見惚れてしまうのである。

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