カタバミ科には900を超える種類が含まれ、そのためか、湾岸地域の最もポピュラーな雑草の一つになっている。カタバミの原産地は南アメリカで、2月末には花をつける。いわゆるカタバミは黄色の花をつけ、どこでも見つけることができる。その他に、アカカタバミ、イモカタバミ、オキザリスなどがある。今日から7月で、さすがに多くのカタバミの花は姿を消したが、春から咲き続けてきたムラサキカタバミは相変わらず元気である。
ムラサキカタバミはしゃがみこまないとよく見えないが、その花は雑草とは思えない魅力を持っている。芝生の中でも、生垣の下でも、花をつけ、その美しさは園芸種のオキザリスと比べても遜色ない。葉は三枚葉でハート型。花は五弁で、小さくて薄紫色。雄しべは白い。だが、ムラサキカタバミは外来生物法の生態系被害防止外来種に指定されている。