5月9日にアヤメ科ニワゼキショウ属のニワゼキショウを紹介した。芝生や草地などに群生し、今を盛りと咲いている。直径5₋6mm程度の小さな花で、近眼の私にはしゃがんで地面に顔を近づけなければならないし、近づきすぎると老眼でぼやけてしまうと書いたが、もっと小さな仲間がいたのだ。ニワゼキショウの花色は白と赤紫で、遺伝的には白が優性、赤紫が劣性、中央部はどちらの花色も黄色。そのニワゼキショウより一回り小さい個体が気になり調べてみると、それはオオニワゼキショウ。
なぜ「オオ」なのかこれまた不思議なのだが、場所によってはオオニワゼキショウの方が圧倒的に多い。さらに、僅かだがセッカニワゼキショウ(雪花庭石菖)というさらに小さい白色の花をつけるものもある。まさに老眼泣かせである。私が見たこれら二種のニワゼキショウ以外にも数種類ニワゼキショウがあるようだ。