ユキヤナギの花

 雪が降らない湾岸地域で雪のような花をつけているのがユキヤナギ(雪柳)。ユキヤナギは枝垂れた枝先の長い穂にたくさんの花を咲かせる。庭や公園によく植えられていて、長い間春を感じさせてくれるお馴染みの植物である。辺りを白一色に変えてしまう程に花をつける。和名は、葉がヤナギに似て、白い多数の花が、雪をかぶったように見えることからつけられた。だが、ヤナギの仲間ではなく、中国名は「噴雪花」、名前の通り満開時は株全体が雪をかぶったように花で埋まる。

 私などついネコヤナギと間違えるような名前だが、子供の頃、雪国でユキヤナギを見た覚えはない。強健で、生育も非常に旺盛、花後に地際から刈り込んでも、秋までに新梢が1m以上伸び、翌年もよく開花する。晩秋には葉が黄色~赤に色づき落葉する。湾岸地域では夏以外なら僅かだが花が見られる。

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