スノードロップの花

 スノードロップsnowdrop)はガランサス、待雪草(まつゆきそう)、雪の花(ゆきのはな)、雪の雫(ゆきのしずく)とも呼ばれる。スノードロップは白い下向きの花を1輪咲かせ、春を告げる花として人気がある。まだ寒い冬のうちから顔をのぞかせてくれる花だが、これほどの大雪だと春を告げるシンボルも形無しである。スノードロップの原産地はヨーロッパ。 花は3枚の白い花弁と真ん中に緑色の芯をもつ。アダムとイブが楽園を追放され、困っていたとき、降ってきた雪を天使がこのスノードロップの花に変えたらしい。 

 ところで、「スノードロップ」は「雪の雫」と訳されるが、16~17世紀のヨーロッパので人気があった「ドロップ」という涙滴型の真珠のイヤリングに似ていたことからつけられた。

 一方、和名が鈴蘭水仙すずらんずいせん)のスノーフレークは、ヒガンバナ科スノーフレーク属の球根植物。花がスズランに、葉がスイセンに似ていることから、鈴蘭水仙スノーフレークは地中海沿岸が原産で、鈴蘭や水仙のような姿はスノードロップとよく似ている。スノードロップが咲きおわった頃にスノーフレークが咲き始める。スノードロップスノーフレークも花は下向きで、そのままでは内部が見えないのだが、スノーフレークの画像は横向き、上向きの変わり種で、慎ましさが薄れた感はあるが、そのままで内部の様子がよくわかる。

f:id:huukyou:20210118054931j:plain

f:id:huukyou:20210118054954j:plain

f:id:huukyou:20210118055018j:plain

f:id:huukyou:20210118055043j:plain

スノーフレーク

f:id:huukyou:20210118055117j:plain

スノーフレーク