タマスダレの白い花

 白い花を咲かせるタマスダレ(玉簾、Zephyranthes candida)とピンク色の花のサフランモドキZ. grandiflora)はゼフィランサスと呼ばれ、人気が高い。南米が原産で、日本には明治初期に入った。特に、タマスダレは耐寒性もあり丈夫で、日本の風土に適応し、あちこちで半野生化し、湾岸地域でも群落が見られる。花が少なくなるこの時期、白いタマスダレが目立つ。

 タマスダレヒガンバナ科で、全草が有毒、特に鱗茎に毒成分が多い。和名の由来は、白い小さな花を玉に、葉が集まっている様子を簾に例えたことから。葉は濃い緑色で、土から直接出ていて、花の白とのコントラストが美しい。夏から秋に咲く白い花は1本の花茎に対して、1つだけである。

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