アレチウリとスズメバチ

 昨日アレチウリについて書きました。アレチウリの雄花と雌花には同じように多数のスズメバチやミツバチが吸蜜のため飛来します。正に典型的な共生の例です。アレチウリの花期は8~10月。繁殖力が旺盛で、特定外来生物に指定されています。果実は長卵形~楕円形の液果で、軟毛とハリが密にはえます。このハリは刺されるとかなり痛く、果実には種子が1個含まれています。

 アレチウリは蜜が豊富で、この蜜に引きつけられて昆虫たちが飛来しますが、その中で特に目立つのはスズメバチの仲間です。アレチウリはスズメバチを引きつけるという特性をもっているようで、昨日もハチがアレチウリに集まっていました。やっと撮れた画像は飛来したスズメバチです。オオスズメバチかコガタスズメバチのいずれかと思われます。

 今あちこちで咲いているキンモクセイの香りは私たち人間にもすぐわかります。アレチウリは目立たない花で、香りもありませんが、密は豊富です。とりわけハチたちには好まれるようで、スズメバチだけでなくミツバチなど他のハチも集まります。

*昨日の投稿記事を読んでいない方は、昨日の記事、画像も確認してください。

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