ヒメリンゴと呼ばれるものの一つが中国原産のイヌリンゴ(犬林檎、Malus prunifolia)、もう一つはそのイヌリンゴとエゾノコリンゴの交雑種。いずれであれ、バラ科リンゴ属の落葉高木。このほかに、ズミとリンゴとの雑種という説もあり、素人の私は戸惑うしかない。4月から5月にかけ、ほのかに淡いピンクの花を咲かせ、満開時は白くなる。
果実は球形で直径が2-2.5cm。熟すと黄色から紅色になり、先はへこまない。 5月に実をつけ、9月まで実は赤くならなず、ずっと緑のままである(画像は8月31日のもの)。実は渋みが強く、甘みもないため食用にはならない。