コガネムシ

 「黄金虫」という名前の通り、光沢がある甲虫。このところ、あちこちでコガネムシの姿を見る。それもかなりの数で、花の終わったアジサイの葉が食べられ、交尾の姿が多い(画像)。

 コガネムシの成虫は晩春から初夏にかけて羽化して葉や花などを食べ、夏に土中に卵を産む。ふ化した幼虫は黄白色のイモムシで、土中の有機物や根を食べて育ち、晩秋に地中深く移動して越冬。幼虫は春から再び根などを食べて育ち、やがて蛹(さなぎ)になり、成虫となって地上に現れる。

 コガネムシの食餌植物(餌になる植物)となると、ダイズやインゲンなどマメ科の植物、クリ、ブドウ、カキ、ブラックベリーなどの果樹、カシ、ウバメガシ、イヌマキ、マサキやロシアンオリーブ、ミモザ、ヤナギなどの樹木にもよくつく。バラやボタン、ラベンダーなどの花も好む。

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