タマスダレ

 タマスダレ(玉簾)は、ヒガンバナ科タマスダレ属の球根草。玉簾という和名の由来は、白い小さな花を「玉」に、葉が集まっている様子を「簾」に例えたことによる。南米が原産で、日本には明治時代初期に渡来。日本の風土にも良く適応し、半野生化した群落が見られる。画像も半ば野生化したもの。

 タマスダレの花は20cmほど伸びた花茎の頂点に1つだけ上向きに咲く。純白の美しい花で一つだけでも美しいが、群がって咲く様子も絵になる。花は、日が当たる頃に開き、夕方になると閉じ、数日咲き続ける。

 タマスダレヒガンバナ科の植物なので植物全体に毒性がある。鱗茎や葉にリコリンというアルカロイド成分が含まれていて、誤食すると嘔吐、痙攣などを起こす。

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