ハナズオウの豆果

 ハナズオウ(花蘇芳)は中国原産のマメ科の落葉低木で、春に咲く花が美しいため(画像)、湾岸地域ではよく目にする。江戸時代初期に日本に渡来。高さは2-3mになり、葉はハート形でつやがあり、葉柄の両端は少し膨らむ。早春に枝に花芽を多数つけ、葉より先に開花する。枝から直接に花がついている。

 開花後に長さ数cmの豆果をつけ、今は画像のような状態で、秋から冬にかけ黒褐色に熟す。豆果をつけるのは予想外なのだが、ハナズオウマメ科であることが納得できる。表面は無毛で、中には5〜8個の種子が入っている。種子は直径約4mmの円形。

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