ヒナゲシたち

 ヒナゲシの一種であるナガミヒナゲシ帰化種が散歩道のあちこちに目立つようになってきた。綺麗な花で、栽培種と思ったりするが、1960年ごろ見つかったヨ-ロッパ原産の帰化種で、瞬く間に全国に広がり、道端のいたるところに咲いている。ケシと聞くと、まだ熟していない果実の乳液からアヘンやモルヒネを精製する栽培禁止のケシを思い出してしまう。だが、ナガミヒナゲシは長実雛罌粟(ヒナゲシ)と書いて、実(み)が長く可愛いケシだとしてと名付けられた。それにしても雛罌粟 (ひなげし)は漢字が難しい。

 雛芥子(ひなげし)、虞美人草(ぐびじんそう)、アイスランドポピー、アマポーラ(スペイン語)、オリエンタルポピー、コクリコ(フランス語)と、呼び名も種類も多彩で、飽きない。ナガミヒナゲシはヨーロッパ原産で、江戸時代に渡来。花弁は非常に薄く、しわがある。つぼみは最初は下向きで、表面に毛が生えており、咲くときに顔を上げ、二つに割れて花が出てくる。

*画像はナガミヒナゲシアイスランドポピー

f:id:huukyou:20200401050919j:plain

f:id:huukyou:20200401050940j:plain

f:id:huukyou:20200401050959j:plain

f:id:huukyou:20200401051024j:plain

f:id:huukyou:20200401051059j:plain